桃太郎で鬼が人間から略奪をおこなう理由を本気で考えてみた

タイトルの通り。
プログラムとは全く関係ない話なので悪しからず。


※前提として、鬼社会と人間社会で経済的・技術的な格差はないものとする。


まず、目的の候補として以下のようなものをあげてみる。
1.食糧など生きるために必要なものが不足しているため、常に人間と奪い合っている。
2.金品など資産価値のあるものを欲している。
3.愉快犯


まず、1につていだが、
これは桃太郎の世界では人間、鬼を問わず
全世界的に食糧危機に陥っているという過程である。
しかし、これには問題がある。
桃太郎の物語では鬼が悪、人間が善として語られている。
人間からの視点なのでこうなっていると考えることもできるが、
一般的に考えて、これはどちらが悪というよりは紛争の類である。
なので、この可能性は否定される。


次に2について考えてみる。
これに関しては、換金目的の場合ともの自体が欲しかったという2パターンが考えられる。
では、まず換金目的である可能性について考えてみよう。
換金を行うということは鬼社会で資本主義が成り立っているか、
金銭を用いる取引を人間と行っているということである。
まず、後者についてはほぼありえないだろう。
その理由は主に2つ
1つは、鬼と人間は敵対しているため、交流があるとは思えない。
ただし、鬼側とつながっている人間がいる可能性は否定できないため、これだけでは
理由として十分ではない。
そこで2つ目の理由がある。
桃太郎では物語の最後に主人公である桃太郎が鬼からとりかえしたものを持ち帰っている。
これはすなわち、鬼が略奪したものは鬼が島内に保管されていたことを意味するのだ。


では、前者である可能性を考えよう。
この場合、鬼社会の中で人間から略奪した金品が流通するわけである。
これにもまた、2つのパターンが考えられる。
一つは、鬼社会で成金となる目的で人間から金品を略奪している者がいる
というものである。
しかし、これでは鬼全体が悪であり、それを退治しに行く理由にはならない。
2つ目には、鬼の国家戦略として行っているというものである。
しかし、これは前提の通り、両国には格差がないものとしているため、
これを行おうとした場合、一方的な略奪では戦争に発展する可能性が高い。


ちなみに、鬼国が人間国よりも先進国で軍事的に優れていると仮定した場合は
植民地支配で話が完結してしまうため、今回は両国に格差がないものとした。


これは略奪したもの自体が欲しかったと仮定した場合にも成り立つと考えられる。


さて、これで2である可能性も低くなった。


最後に愉快犯という可能性である。
これもまた、鬼全体が悪いという話にはならないため可能性は低い
しかし、ここで一つ考えてもらいたいことがある。
それは、桃太郎は猿、雉、犬というお伴を連れてたったの4人で
鬼が島に攻め込み、そこを落とした。


ということは鬼側の兵士はそこまで多くなかったものと考えられる。
では、なぜ多くなかったのか?
このように仮定してみた。
「兵士は少数で、後は非戦闘員の一般市民である。」


この仮説が正しいことを証明するには、
・国家レベルでの戦略であった
・一部の鬼の勝手な犯行であった
のどちらかを満たす必要がある。
しかし、すでにどちらの可能性もこれまでで否定してきた。


では、これならばどうだろうか?
鬼はもともと無人島であった鬼が島を勝手に占拠し、そこを拠点としている少数のテロリスト集団である。
彼らは人間国の政策に不満を持っているため、頻繁に
テロ行為(略奪)を行う。


我ながらなかなか満足のいく仮説となった。
残千ながら実証はできないが…


さて、最後は割とあっけない感じで終わってしまった感もあるが
とりあえず終わりにしておく。


これを読む暇人がもしいるなら
何か論理的な矛盾などの穴がある点や考えられる他の仮説につていコメントしてくれ。




以上